猫ちゃんのブラッシング
猫ちゃんのブラッシング

猫ちゃんのブラッシングの効果

猫ちゃんのブラッシングの効果
猫ちゃんのブラッシングには、猫ちゃんの毛抜けを少なくするという効果の他にも下記のような効果があります。

ヘアボール(毛球症)予防

定期的なブラッシングは、ヘアボール(毛球症)予防が期待できます。

ヘアボール(毛球症)とは、その名のとおり飲み込んだ被毛が上手く吐き出せず、消化管のに詰まってしまう状態のことをいいます。

猫ちゃんは小さな突起の付いた自分の舌をクシのようにして毛づくろいを行いますが、その際に自分の抜け毛を飲み込んでしまう習性があります。

毛づくろいの際に大量の抜け毛を飲み込んでしまい、飲み込んだ毛の量が多すぎてうまく吐き出せない場合は胃の中で大きな毛の塊になってしまいヘアボール(毛球症)となってしまい、便秘や食欲不振、吐く素振りなどの症状が現れます。

症状が重篤化している場合は、外科手術を要することもありますので、たかが毛球とあなどってはいけません。

日頃からこまめなブラッシングで猫ちゃんをヘアボール(毛球症)から守りましょう。

猫ちゃんのブラッシングはヘアボール(毛球症)という病気を防ぐ重要な効果があります。

ストレス軽減

ブラッシングにはアログルーミングと呼ばれる、親しい猫同士で行われるグルーミングと同じ効果も期待できます。

あなたと触れ合うことによって、猫ちゃんが安心感を得ることでストレス軽減に繋がる場合もあります。

血行促進

ブラッシングすることによって、血行促進の効果が得られるとされています。

健康管理

全身を被毛で覆われている猫ちゃんの場合、目視だけで皮膚炎やできものを見つけること難しいですが、日々のブラッシングの時間に猫ちゃんの身体の変化にいち早く気づくことができます。

ブラッシングをする頻度

ブラッシングをする頻度
猫ちゃんののブラッシングをする頻度は、長毛種だから、短毛種だからと決めつけずに、猫ちゃんの毛質を理解して判断する必要があります。

一般的にいわれるブラッシングの頻度についてご紹介します。

長毛種の猫ちゃんの場合

基本的に毎日ブラッシングを行うのが理想的です。

長毛種の猫ちゃんは汚れが被毛に付着しやすかったり、被毛が絡まってしまったりすることも多く、それらを長期間放置するとブラッシングだけでは対処できなくなるほど、全身が毛玉だらけになってしまうこともあります。

猫ちゃんの毛質はシングルコート、ダブルコートの2つに分けられます。

この毛質や毛の長さによって抜け毛の量は異なり、長毛種のなかでも毛が抜けやすい毛質の猫ちゃんも居れば、毛が抜けにくい毛質の猫ちゃんもいるのです。

短毛種の猫ちゃんの場合

1週間に3回~毎日行うことが理想です。

短毛種といっても毛質によって抜け毛の量は大きく異なります。

換毛期の猫ちゃんの場合

猫ちゃんには換毛期と呼ばれる毛の生え変わり期があります。

完全室内飼いの場合は「換毛期がない」などと言われることもありますが、やはり換毛期には多少なりとも抜け毛が増えます。

多少の差はありますが、猫ちゃんの換毛期は暖かくなり始める3月と、肌寒さを感じ始める11月頃に訪れます。

この時期には、普段よりもブラッシングをこまめに行うよう心がけましょう。

ブラッシングのコツや強さは?

ブラッシングをする頻度
まず、猫ちゃんのブラッシングにおいて一番重要なのが、ブラシ選びです。

猫ちゃんのブラッシング用品にも、様々な種類があります。

基本的に短毛種、長毛種によってブラシを使い分けるのですが、猫ちゃんの毛の状態や、ブラッシングに対する慣れ具合などによって細かく使い分けることが理想的といわれています。

また猫ちゃんのブラッシングは短時間で済ませることも大切です。

猫ちゃんにブラッシングをしていると毛がたくさん抜けるため、つい長時間に渡ってブラッシングを行ってしまいがちですが、あまり長時間拘束してしまうと、猫ちゃんがブラッシング=嫌な行為と認識してしまう可能性が高くなりますので、ほどほどにしましょう。

ブラッシングは好きな場所から始める

猫ちゃんのブラッシングを始める時は、まず猫ちゃんが触られて心地いい場所からブラッシングするようにしましょう。

頭や顎、首周りなどの触られ慣れている場所から徐々に背中、お腹、しっぽと移動していくといいですね。

毛並みに沿ってブラッシング

猫ちゃんのブラッシングは、毛の生えている方向に向かって行うのが基本です。

毛の生えている方向というのは、猫ちゃんの毛の先端が向いている方向です。

ブラッシングする場所ごとに毛の生えている方向をしっかりと確認し、必ず毛並みに沿ってブラッシングしましょう。

例えば、顔周りは鼻を中心に外側へ。耳周りは耳の付け根から耳の先へ。お腹は外側から中心へ向かってブラッシングをしていきましょう。

とくに、腹部は中心に向かって毛が流れているので、一度に広範囲にブラシを通すことは避け、細かく毛並みに沿ってブラッシングしてあげるといいでしょう。

強さはブラッシングする部位に合わせて調節

猫ちゃんの体の部位に合わせてブラッシングの強さを調節してあげることがコツです。

例えば背中は少し強めにブラッシングをし、顔面部は優しく細かくブラッシングしてあげましょう。

ブラッシングを嫌がる場合

猫ちゃんがブラッシングを嫌がる場合は、一回のブラッシングは短めにしてあげましょう。

少しでも嫌がる素振りを見せた場合は、無理をせずに中断しましょう。

猫ちゃんがブラッシングを嫌がっているのに無理やり行うと、ブラシを見るだけで怖がるようになってしまいます。

まずはブラシに慣れてもらうようにしましょう。

最後に

最後に 猫ちゃんブラッシング
猫ちゃんのブラッシングは、抜け毛を取り除くためだけではなく、ヘアボール(毛球症)という病気を防ぐ重要な効果もあります。

日々のブラッシングでいち早く猫ちゃんの変化に気づいてあげることもでき、何よりもあなたと触れ合うことによって、猫ちゃんが安心感を得ることができます。

あなたと猫ちゃんと、触れ合うための大切な時間にしましょう!