猫ちゃんのシャンプーの頻度
猫ちゃんのシャンプーの頻度

猫ちゃんは自分の汚れに非常に敏感です。

猫ちゃんは日々、自身で行うグルーミングによって被毛の清潔感はある程度保たれますが、清潔好きの猫ちゃんのシャンプーの頻度についてご紹介しています。

猫ちゃんのシャンプーの正しい頻度(回数)とは?

猫ちゃんのシャンプーの正しい頻度(回数)とは?
短毛種の猫ちゃんの場合であれば猫ちゃん自身が行うグルーミングによって被毛の清潔感はある程度保たれるので、シャンプーは必要ないことが多いといわれています。

猫ちゃんのシャンプーの適切な頻度の目安は一般的に短毛種なら半年に一度、長毛種なら1ヶ月に一度が目安となります。

また、短毛種や長毛種に関わらず、肛門周囲が汚れやすい猫ちゃんの場合は肛門周辺の無駄毛をあらかじめカットしておくと、しっぽや肛門周辺の清潔を保ちやすくなります。

猫ちゃんの習性

猫ちゃんは本能的に水を怖がります。

まずは水(お風呂やシャワー)を怖がるという猫ちゃんの習性を知ることが大切です。

猫ちゃんの祖先は砂漠出身

猫ちゃんは基本的に体毛や皮膚が水で濡れることを嫌いますが、この習性の理由は、猫ちゃんの祖先と言われているリビアヤマネコ(アフリカヤマネコ)が砂漠出身だからと言われています。

昼と夜の温度差が激しい砂漠では、体が水に濡れたまま寒い夜になると、水分が蒸発するときの気化熱で体温を奪われてしまい、命取りになるため本能的に水に濡れることを嫌うのです。

猫ちゃんの体毛は水を弾かずに乾きにくい

猫ちゃんの体毛は上毛と下毛の二層構造です。

毛は柔らかく皮脂腺から分泌された脂が十分にいきわたらないため、水をはじきません。

そのため、体毛が濡れてしまうと乾きにくいのです。

猫ちゃんが水に少し濡れただけでも、熱心に体をぶるぶる震わせて乾かそうとするのはこのためです。

猫ちゃんのシャンプーをする必要性

猫ちゃんのシャンプーをする必要性
猫ちゃんは自分の汚れに非常に敏感で自身のグルーミングで自分の体を綺麗にするため、シャンプーやお風呂が必ず必要なわけではありませんが、抜け毛対策やダニやノミ予防、臭いや汚れを落とすために、シャンプーをしたりお風呂に入ったほうがいいこともあります。

特に飼い主さんが猫アレルギーの場合はシャンプーの必要性も高まります。

長毛種の猫ちゃんの場合

長毛種の猫ちゃんの場合は自身の毛づくろいだけでは足りず、季節の変わり目などには抜け毛も多くなりますので、定期的なシャンプーが必要になります。

不妊手術をしていない猫ちゃんの場合

去勢や避妊手術をしていない猫ちゃんの場合、「スプレー行動」(繁殖期に自分のオシッコを周囲に撒き散らす)がありますが、この時の尿のニオイは通常の尿とは比較にならないくらい臭いものです。

そのため、肛門周辺の被毛が非常に臭くなることがあります。

肛門周辺の毛に染みついたニオイはなかなかとれないので、部分的に洗ってあげるなど清潔にしてあげましょう。

猫ちゃんの部分汚れだけを落としたい場合

口周辺の毛の汚れなら湿らせたガーゼやタオルで拭き取ってあげましょう。

下痢やスプレー行動で肛門周辺の毛が汚れたときは、部分的にお尻にぬるめのシャワーをあて汚れを落としてあげましょう。

猫ちゃんが水を嫌がり、どうしてもシャンプーできない場合はドライシャンプーや泡状の洗浄液が出てくる「フォーミングシャンプー」や猫の毛に粉をまぶしてからブラッシングする「パウダーシャンプー」などがありますが、猫ちゃんは自分の被毛をなめますので、被毛に付着しているシャンプー成分も体内に取り入れてしまいます。

猫ちゃんに使うシャンプー類は、安全性が十分証明されている原料を使っているものを選びましょう。

最後に

最後に 猫ちゃん シャンプー頻度
猫ちゃんは水が苦手なので、自宅でのシャンプーが難しい場合は、動物病院などでシャンプーしてもらうのが良いでしょう。