
おもちゃは、猫ちゃんとの距離を近くするコミュニケーションでもあります。
猫ちゃんの本能を理解して遊んであげて下さい。
猫ちゃんの本能
狩猟本能のある猫ちゃんは、本能としてネズミ、小鳥、カエル、昆虫などの音や振動、声によく反応します。
猫ちゃんが、おもちゃを獲物を追うように追いかけたり、じゃれたりするのは狩猟本能によるものです。
おもちゃで遊ぶ時に飛びつく、噛む、捕まえる、隠れるなどの猫ちゃんの行動は、まさに狩りの本能を刺激してくれるものなのです。
人間と長い月日を共にしてきた猫ちゃんですが、本能をしっかり引き継いでいます。
猫ちゃんが好むおもちゃ
猫ちゃんが好むおもちゃのポイントは
羽毛など小鳥の羽に似せたもの
猫ちゃんは、ただのぬいぐるみよりも、小鳥の羽に似せたものを好みます。
羽などがついていると、本物の獲物として認識しやすいのでしょう。
シャカシャカなど音がするもの
猫ちゃんは、シャカシャカしたような音に興味を示します。
紙袋などで遊ぶのもこのためです。
キラキラしたもの
おもちゃにキラキラ光る素材があると、より一層認識させる効果があるので、猫ちゃんの反応がよくなるかもしれません。
青や黄色のはっきりした色
猫ちゃんが識別できる色は人間より少ないです。
黄色や青は認識しやすいが、赤や緑は認識しにくいといわれています。
おもちゃの色は黄色や青などの認識しやすい色を選ぶのもよいでしょう。
遊ぶ時間
猫ちゃんと遊ぶ時間ですが、15分~20分くらいがいいと言われています。
猫ちゃんは、遊んでるときにコルチゾールと呼ばれるホルモンが大量に分泌されています。
長時間それが出続けるとストレスの原因になってしまいます。
遊んでいて物足りないかな?くらいが猫ちゃんにとってはちょうどいいようです。
また、猫ちゃんは薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)といって、少し薄暗くなってから活動的になる動物です。
蛍光灯の光は、猫ちゃんの目にはチカチカして見え、この光がわずらわしく感じてしまいます。
猫ちゃんとは、少し薄暗いお部屋で遊んであげるほうが良いでしょう。
最後に
一般的に、猫ちゃんは2歳くらいまでがやんちゃ盛りと言われています。
この時期を過ぎた猫ちゃんは、じっと日向ぼっこをしたり、飼い主の膝の上で昼寝することを、段々と好むようになります。
猫ちゃんが遊びに乗ってこないからといって、無理やり猫ちゃんと遊ばなくてもよいでしょう。