
ワンちゃんにブラッシングを行うことは大切だというは、既ににご存知の方も多いでしょう。
では、「ブラッシングは毎日やるべき?」と疑問に思う方もいらっしゃいますよね。
結論からすると、可能であればブラッシングは毎日するべきです。
毎日行うことが難しい場合には、最低でも週に2回はブラッシングを行いましょう。
何故ブラッシングをするのか?
ブラッシングは大切ということはわかっていても、なぜブラッシングをしなければいけないのかという理由を聞くと、「なんでだろう?」と思われる方も多いようです。
ブラッシングには単にワンちゃんが自分で整えることのできない部分の毛並みを整えてあげるという目的だけではありません。
痒みや病気の原因となるノミやダニを取り除く効果もありますし、マッサージの効果も期待できるため、ワンちゃんの血行促進にも良いのです。
適切なブラシを使用しましょう
まずブラッシングをする前に、今持っているブラシが愛犬に適切なブラシであるかどうかを確認することが大切です。
被毛の長い長毛種やワイヤー種の場合には、毛玉や抜け毛を除去することも可能なスリッカーブラシが良いでしょう。
短毛種の場合には、皮膚を傷つけてしまう恐れがあるため、スリッカーブラシよりもゴム状になっているラバーブラシが摘しています。
ワンちゃんの被毛の種類によって、適切なブラシとそうでないブラシがありますので、お手持ちのブラシがワンちゃんに適しているのかを確認しましょう!
ブラッシングの正しい手順
共通する正しいブラッシングの手順は、簡単に説明するとブラシで毛をほぐし、ノミやダニを除去しながら、埃などの汚れを浮かせた後、コームで毛を整えつつ、汚れを取るという手順です。
この時、ブラシとコーム、両方の段階で言えることは、毛並みに沿ってブラッシングをするということです。
毛の流れに逆らってブラッシングしてしまうと、毛を整えられないだけでなく、長毛種の場合には絡まってしまう可能性があるからです。
長毛種はその毛並みの美しさも大切にしてあげたいので、「毛に艶がなくなってきたかも?」と感じたら、犬用のオイルやトリートメントを1~2滴、または1プッシュかけてからブラッシングしてあげると美しい毛並みがよみがえります。
短毛種の場合には、ブラッシングだけでなく、蒸したタオルで軽く体を拭いてあげる事で、汚れをしっかり取り除いてあげる事ができます。
ブラッシングの注意点
ブラッシングをする際に注意しなければいけない事は、やはり皮膚を傷つけないよう、優しくブラッシングしてあげるということです。
間違っても皮膚にガリガリとブラシを押し付けてはいけません!
マッサージ効果を与えるために強くブラッシングしてしまうと、皮膚が傷つき、炎症を起こしてしまう恐れがあります。
また、ワンちゃんは痛いと感じると、次回からブラッシングを嫌がるようになってしまい、なかなかブラッシングさせてくれないという事にも。
ブラッシングの途中で毛が引っかかっても、引っ張ったりしてはいけません!
優しく、指でほぐしてから再度ブラッシングするなど、ワンちゃんに対しての思いやりが大切です。
最後に
ワンちゃんのブラッシングは、ワンちゃんに合ったブラシとコームの2つを使用して行うことが大切です。
またブラッシングの時間は、ワンちゃんにとってあなたと触れ合う嬉しい時間ですので、優しくブラッシングしてあげましょう。